ダナン国際空港のラウンジ(CIP ORCHID LOUNGE)とは
ダナン国際空港のラウンジ(CIP ORCHID LOUNGE)は、ファーストクラスチケット・ビジネスクラスチケットを持っている人や、エアラインの上級会員、限られたクレジットカードホルダーだけが利用できる、特別なラウンジのことです。
一般の人は利用することが出来ません。
その特別感と、フライトまでの時間をラウンジの中でリラックスして食事やお酒飲み物を楽しんだり、新聞や雑誌で時間をつぶしたり、映画を観たりパソコンでネットサーフィンをしたり、シャワーを浴びてスッキリしたりと、思い思いに過ごすことが出来ます。
もちろんラウンジ内のサービスはすべて無料です。
ダナン国際空港のラウンジ(CIP ORCHID LOUNGE)への行き方
ダナン国際空港のラウンジまでの行き方は以下のとおりです。
- 出国審査のゲートを出たら右手に進む
- ORCHID LOUNGEの案内のところにある階段・エレベータで2階に上がる
- 階段・エレベータの左手に進む
- ダナン国際空港のラウンジ(CIP ORCHID LOUNGE)がある
まずは、出国審査のゲートを通過すると正面にロッテの赤い派手な免税店があるので、そこを右手に進みます。
出国審査のゲートは一つしかないので迷うことはないはずです。
次に「ORCHID LOUNGE」の案内が右手のSHOPのあたりに表示されているので、そこを超えたすぐにある階段、またはエレベーターで2階に上がります。
階段・エレベーターを上がって左側を見ると、「ORCHID LOUNGE」と大きく案内が出ていて受付があります。
2階に上がったところには、受付の手前にソファースペースや有料のマッサージチェアがあるので、ラウンジを使用しない人でも人ゴミを避けて座って出国を待ちたいという人や、お買い物をしているご家族・ご友人との待ち合わせにも使えます。
ラウンジ全体の座席構成
ダナン国際空港のラウンジには色々な種類の座席があり、ラウンジの席は他の空港ラウンジに比べるとかなりユニークです。
それぞれの座席を写真でご紹介します。
ソファー席
ラウンジでよくあるソファー席はもちろんあります。
ラウンジに入ってすぐのところに少しと、ラウンジの奥の方にあり席数でいうと一番多いです。
ソファー席も、ソファーの目の前にテーブルのある席とソファーでリラックスすることがメインの席で、テーブルが無い席と使い分けられるようになっています。
大体の人は食事や飲み物を近くに置いておきたいためか、テーブルのあるソファー席の方が利用率が高く、テーブルのあるソファー席が空くと、すぐに別の人が移動してきていました。
テーブル席
テーブル席は、入ってすぐにあるソファー席の奥にあります。
ちょうど、ビュッフェのお料理が並んでいる前のところです。また、その右側奥の窓際にも少しですがテーブル席があります。
食事をメインに考えている人は、テーブル席に直行していました。
カウンター席
ラウンジの奥の方に入った右手窓際にもバーテンダーさんの居ないカウンター席があります。
あまり人気が無いかと思いましたが、PCで作業をしている人が数名利用していました。
オーディオ視聴用のボックス席
何と説明したらよいのか分からないので「オーディオ視聴用ボックス席」と勝手に名付けました。
他の空港ラウンジにはあまりない、独特の形の席で、子供が入って見つけるなり走っていった席です。
上にTVモニターが付いていて、ビデオが視聴できるようになっていました。
さすがに人気があって、子供が走っていった席が唯一開いていただけで、後は全部埋まっていました。
空いたと思っても、すぐに人が移動してきて、かなり競争率が高い特別席です。
お座敷席
こちらもラウンジには珍しい靴を脱いであがる「お座敷席」。
日本のラウンジかと思ってしまうこの景色。黄色い壁紙でかわいらしく見えます。
お座敷内にはそれぞれコンセントもテーブルもあるので、PCでの作業やスマートフォンの充電も困りません。
食事や飲み物をとってきて食事をするだけではなく、作業もできる素晴らしい作り!
そこまで広いわけではないため一人でゆっくりしたい人向けですが、がんばって2人で仲良く入っていたり、ひとりでちょっと無理して寝転がったりしている人もいます。
PC専用席
これは本当に助かります。
なんとMacが作りつけられているPC専用席が結構たくさんありました。
自分のMacがなくてもメールのチェックやネットサーフィンくらいは出来ます。ただし、セキュリティ面から自分のIDでログインするようなサイトは利用しない方が安心ですね。(当然ですが・・・)
ラウンジの食事
ラウンジを利用する人の多くはこの食事を期待していると思います。
ダナン国際空港のラウンジは、規模は大きくありませんが、それなりに種類を用意していて、温かいものからスナック的なものまで困ることはありません。
揚げ春巻き
ラウンジを入ってすぐのソファー席の奥にあります。
ダナン名物の揚げ春巻きは小ぶりでつまみにちょうど良い大きさ。保温用のライトも当たっているため、常に熱々の揚げ春巻きが味わえます。ただし、街中で食べるような皮はさっくさく中身はジューシーな揚げ春巻きに比べると、やっぱり多少お味は劣ってしまいます。
パン類
食パンはトーストできるようにトースターがあります。
小さなフランスパン的なものもあり、バター・ジャムもあります。
卵&ベーコン&ウィンナーソーセージ
無造作にパンの横に置かれたゆで卵。固ゆで卵でした。
その横にはウィンナーとソテーしたベーコンがあります。どちらも私的にはちょっと塩辛い感じ。とはいえ、ビールのおともにはちょうどよいかもしれません。
ばぁばはビールのつまみに結構食べていました。
エビ蒸し餃子とお饅頭
エビ蒸し餃子は、安定のおいしさ。特にコメントしなくても、写真を見て頂ければわかるような、飲茶でよくあるエビ餃子。
その横の緑と紫の肉まん風の物が気になって取ってみたのですが、なんだか甘い餡がはいっていて、食事ではなくデザート的な何かだと思います。
個人的には・・・もういいかな。
蒸かし芋&コーン
子供が一番食べていたお芋さんとコーン。
日本で食べるものと変わらない感じで、ものすごくおいしいわけでもなく、まずくて食べられないわけでもなく。小さいお子さんには一番安心して食べさせられるものだと思います。
ビーフシチュー
このビーフシチューは結構おいしかった。
お料理名に書いてあったとおりビーフシチューと人参が多かった。玉ねぎも入っていましたが、ビーフは柔らかくて味も染みていて、人気のようで追加で持ってこられたらすぐになくなっていました。(写真も見てのとおり残り物っぽい)
キャラメリーゼした豚肉&卵
何だかよくわからないお料理名なのですが、要はソテーした豚肉と卵のお料理。
シチューのように見えますが、どちらかというとサッパリとしていてスープのような感じ。
味はおいしくてビーフシチューと並んで人気がありました。
チャーハン
こちらのチャーハンも個人的には味が濃いかなと。
正直そこまでおいしいといえるものではなく、日本の冷凍食品のチャーハンの方がおいしいのではないでしょうかね。
といっても、ラウンジでよくあるチャーハンという感じでまずいわけではなく、みなさん結構召し上がっていました。
白米
日本かと思いましたが、炊いたご飯も置いてありました。
日本だと横にカレーが並ぶんでしょうけれど、ダナンでは特にご飯にかけるものがあるわけでも、お味噌汁的なものがあるわけでもなく、「ごはん」だけがおいてあります。
サラダバー
生野菜はサラダバー形式でビュッフェからちょっと離れた隣にあります。
果物類も色々とあって、時間帯のせいなのか、果物が補充されるとあっという間になくなっていました。特にスイカは競争率が高く、うちも子供と私がスイカ大好きなので、何往復もしましたが、無いこともありました。
シリアル類
シリアルは4種類用意してありました。
温かい飲み物(紅茶など)と麺類の間に置いてあり、ミルクもありました。
食べていないので、どんな味かわかりませんが、まあシリアルなのでそう大きなハズレはないだろうと。
温かい麺類
麺は2種類フォーと?がボウルに面だけ入れてラップがしてあるものが並んでいて、セルフサービスでスープを注ぐというものでした。
スープはチキンスープとビーフスープのこちらも2種類用意してあります。
トッピングも色々なものが用意されていて、味付けもお好みにできるようになっているので、ダナンのラウンジにきたら麺は外せません。
ダナン全体が韓国勢で押され気味だったため、麺類も韓国の辛ラーメンとかかとおもったら、なんと「エースコック」が頑張っていました。
世界ではマルちゃんが頑張っているのですが、ダナンではエースコック万歳です。
フォーは文句なくおいしい。
ラウンジの飲み物
ビールは専用の冷蔵庫に缶ビール2種類が冷え冷え!缶ジュース類もいろいろあります。
ジュースやミルク類は、100%ジュースがサラダバーの上に並んでいます。
ラウンジのトイレ・シャワー
個人的な感想としては、可もなく不可もなく。
いろいろなところで空港ラウンジを利用してきましたが、トイレの場所がラウンジのど真ん中にあるというところはダナンのラウンジくらいではないでしょうかね?
場所的にどうなんだろう・・・とちょっと思います。
バーカウンターの後ろにあり、ビュッフェでお料理を取って、ソファー席やお座敷で食べようと思うと、必ずトイレの前を通らないといけないため、なんとなく場所はイマイチな気がします。
シャワールーム
実はトイレの中にシャワールームがあるという、こちらもちょっと他のラウンジと比べると特殊な造り。
ラウンジに入ってシャワーが見当たらなかったので、スタッフに聞いてみたら「トイレにあります」といわれてちょっと驚きました。
トイレに入ってみると、確かにトイレの個室の並びにトイレと同じような個室の造りでシャワールームがありました。
ラウンジのシャワールームは予約制のところが多かったので(というか今まで利用していたラウンジは全部予約制だった)トイレに入って空いていればシャワールームが使える、というのは結構驚きました。
シャワールームの前にはタオルなどの備品も置いてあり、すべてセルフサービスです。合理的といえば合理的。チープといえば・・・
ドライヤーは洗面所に作り付けの物があります。
良く健康ランドや銭湯にあるような感じのドライヤーですね。さすがに風力までは確認しませんでした。すみません。
トイレ
トイレとしては清潔に保たれていました。
トイレの洗面部分はとても広くて人でゴタゴタすることはないです。個室も十分の広さがあります。
まあ、日本のスーパー・ハイテク・ウォシュレットになれている人にとっては普通のトイレという感じです。
ダナンのラウンジを使ってみた感想
ダナンの空港ラウンジを絶賛している記事もありますが、正直にいうとラウンジとしてはランクは下の方だと思います。
ダナンの空港ラウンジはファーストクラス用のラウンジと一般のラウンジが同じラウンジになっているため、ファーストクラスの利用者にとっては不満が多いはずです。
また、時間帯が悪かったのか(といっても真夜中0時出発なんですけど)ラウンジの広さに対して利用者が多すぎてソファー席が足りていない気もします。
実際私たちも家族全員が一緒のテーブルや近くに座れずにしばらくは別々に座っていました。
ラウンジ全体の造りもトイレの場所が悪すぎると思います。
食事や飲み物をもってトイレの前をうろつかないといけないのもどうかと思われるうえ、トイレに入る人が丸見えで個人的には音とかも気になります。
ラウンジに置かれているテーブルやソファー類はおしゃれで良いです。座席については工夫がされているなあと思います。
スタッフの対応もテキパキと働いていて、お願いしたら快く引き受けてくれたり教えてくれて、シューマンサービスはとてもよかったです。
お料理と飲み物は可もなく不可もなくで、おいしいものもあるし、もうちょっとどうにかなるのでは?と思うものもあります。
全体的な感想としては、利用できるのであれば利用したほうが良いけれど、このラウンジを利用するためだけにチケットをグレードアップするのはどうかな?という感じです。
エアラインの上級会員やプライオリティパス、クレジットカードを持っている人は無料で使えるので、他のカフェなどに行くよりはこのダナンの空港ラウンジを利用したほうがお得です。
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