【ベトナム・ダナン】観光スポット・五行山は見た目はしょぼいけど、行ってみたら思いのほかワンダーランドだった

ベトナム

ダナン観光のおすすめスポット・五行山とは

ダナン市街地からホイアンに向けて海沿いの道を進んだところのちょうどダナンとホイアンの中間あたりにある小さな山です。
そう、小さな山。
そんな「小さな山」である五行山が観光地として有名な理由は2つあります。

  • 大理石でできた山であること
  • 孫悟空が閉じ込められた山といわれていること

ダナンの観光ブックには、必ず載っているこの五行山ですが、上記2つの理由だけで見た目もパッとしない、どちらかというと観光地というわりには地味な感じの山です。

五行山の周りは大型リゾートホテルがガンガン建設中で、自然豊かの場所にあるというわけでもなく、かといって観光地としてショップやカフェが立ち並んでいるわけでもなく(多少はあります)「小さな山にエレベータがある」というのが見た目の印象です。

それくらいのことで、ダナンで有名な観光地になる?と思っていましたが、ダナン自体あまり観光地が多い場所ではないことと、泊っていたホテルが五行山に近かったこともあり、とりあえず行ってみるかということになりました。

五行山への入り方

五行山には2つの観光側面があります。

一つ目は山の上に登って、五行山の表層にある建築物を鑑賞するというと側面で、この場合、エレベータで登る方法と徒歩で登る方があります。

もう一つは、山の内部の建造物を鑑賞する側面です。
そう、こちらの「山の内部を観光する」というのが思いのほか面白かったんですね。

表層観光

まずは表層の建築物を見て回るための入場料とその方法についてです。
こちらはエレベータで一気に山の中腹まで行くことができます。

  • 入場料:エレベータの片道150,000ドン
  • チケット売り場:エレベータの横 

エレベーターはガラス張りになっていて、高所恐怖症の人にとってはちょっと怖い。(私なんですけどね)

外なんて見ていられません。足元がヒューヒューする感じでドアの方にピッタリくっついてしっかりしっかり手すりを握っていないとぞっとする。高所恐怖症ではない人にとっては、楽に山に登れるし眺めは良いしで便利なんでしょうね。

定員は15名くらいでしょうかね。ちょっと忘れました。
エレベーターの前に警備員のような人がいて、順番に乗るように指示しており、ある程度のったところでドアを閉めていました。

自力で頑張る表層部徒歩の入り方

こちらは、パパとちびが自力で頑張る!と言っていたのですが、どこから入ればよいのか分からずに、結局エレベータを使っていたので正直わかりません。
すみません。地図があるので、こちらを参考にして下さい。

内部観光

五行山に車やバスで来た時に通る道の正面に入口が見えます。

入口の横には小屋があり、入場料を払いチケットを購入し、階段を上っていき、そこで警備員にチケットを見せます。
内部への入口はこの一つしかないため、迷うことはありません。

表層部の五行山の見どころ

正直言って、すべては見切れませんでした。
エレベーターで上がったところにはちょっとした広場があり小さな池があります。その横には五重塔のようなもの建っていて、ベトナムの歴史を感じます。

その広場に五行山の全体像があり、見た目はしょぼい感じだけど歩くと結構あるんだなということがわかりました。
この時点で心の中で(全部は無理かも・・・)と思っていたのですが、雨が降り出してしまい、全部どころかほとんど表層部の観光は出来ませんでした。

山全体に12か所の建造物があり、山の頂上まで歩いていけるようになっていました。

ちびもいたため、私たちはエレベーターを利用していける、数か所しか見ることは出来ませんでしたが、孫悟空の生まれた山というだけあって、仏像や寺院はどれも歴史のあるもので、日本の寺院とは全く違った中国の影響を受けた感じのする建物でした。

個人的には、建物は荘厳な感じがしたのですが、仏像のまわりにある動物については「え?なんでこんなにアニメチックなの」という感じの何とも言えない微妙な感じが否めません。。。

五行山は内部に入ってその凄さを知る

こちらの内部に入る入口は道からまっすぐ見えるところにあるため分かりやすいです。

ベトナム・ダナン・五行山入り口

ベトナム・ダナン・五行山入り口

警備員を抜けると山をくりぬいているのに鯉が泳いている池の上にしなって折れるんじゃないかと思うような大理石の橋を渡って五行山の内部に入っていきます。
山なのに内部を下っていく感覚って、なんだか不思議。まさにワンダーランド!

山全体が大理石のため足元もツルッツルで滑りやすいうえ、階段の幅も高さもまちまちで正直歩きにくいです。

真夏のダナンの暑い日中でも、五行山の内部に入るにつれて、空気がヒンヤリとして涼しくなります。
そんなヒンヤリとした空気の中、階段を上ったり下ったりしてどんどん山の内部に入っていくと、突然広い空間に出ます。
山の中丸ごとくりぬいたんじゃない?と思うくらい広くて、壁際には仏像の彫刻が並んでいます。

ベトナム・ダナン・五行山入り口内側

天井からは、鍾乳洞のような感じで大理石がのびてきています。

そんな広い空間に階段があって、みなさんその階段を上っていきます。
その先には山の頂上が・・・と思って行ってみたところ、「マジ落ちたら死ぬ」というありえない恐怖体験をすることに!(パパが)
私はそもそもそんな高いところは行く気全くありません!2歳のチビが登りたいと言ってドンドン進んでいくので、パパがついて行ったは良いけれど、途中から命がけ!

ベトナム・ダナン・五行山階段

途中まではまだしも、上に行けば行くほど階段の幅は狭くなるし、角度は急になるしでチビはすいすい登っていくのですが、(小さいから階段の幅は狭くても大丈夫ってことかしら?)大人は必死の形相!
白人の若いお兄さんは腰が引けていてへっぴり腰で這いつくばって降りていました。
しかも、階段を登り切った先には・・・特に何もない。。。
この階段、きっとケガした人は相当な人数いるんだろうなと思います。

そんな空間の先には、数段挙がったところに大きな仏像があります。
仏像の上の山には窓のように空間があって、そこから光がさしていて、教会の祭壇と同じような感じになっています。
これが、きっと五行山の一番大切な仏像何だろうなと思いつつ、仏教徒ではないものの一礼しました。

トナム・ダナン・五行山内部の天井

ベトナム・ダナン・五行山内部の天井

ベトナム・ダナン・五行山内部

ベトナム・ダナン・五行山内部3

ベトナム・ダナン・五行山地獄門

そして、その空間にはもう一つ、上に登る階段とは別に下に降る階段もあります。
上に行く階段が(天国)を意味していて、下に降りる階段は(地獄)を意味しているようです。

山の中を降りるという感覚が、ほんとに不思議。
なんだか、リアル地下探検隊というか、映画の中の世界という感じです。
この地獄への階段は、地獄に行きたくはないので、というか疲れてしまったので降りませんでした。(笑)

かくして、五行山ワンダーランドを満喫して、外の世界に戻ってきましたが、外はやっぱり暑かった。。。

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