外務省からのアナウンス
ベトナムに関する外務省からのアナウンスには、以下のような記載があります。
ベトナムに行く前に受けておくべき予防接種
A型肝炎
外務省のホームページでも、A型肝炎・B型肝炎の予防接種は、赴任する日本人に強くすすめる予防接種に指定されています。
A型肝炎は、A型肝炎ウイルス(HAV)に汚染された飲食物を摂取することにより感染します。A型肝炎ウイルスは85℃より高温で1分間以上加熱すると死滅しますが、酸には強く、中低温(60℃で60分間など)の加熱では不活化されません。
特に、生水や氷、カットフルーツや野菜サラダ、生カキ等の海産物などには注意が必要です。
A型肝炎の抗体を持ってる場合は必要ありませんが、日本製のA型肝炎の予防接種は3回接種する必要があります。初回から2~4週間後、6~24ヶ月後に接種します。予防接種を受けた後、約5年間は有効です。
輸入ワクチンの場合、1回で2週間後には抗体ができて有効となるものもあります。緊急で予防接種を受けないといけない場合は、輸入ワクチンの接種となります。
破傷風
破傷風の予防接種も、外務省のホームページでA型肝炎・B型肝炎と同様、赴任する日本人に予防接種を強く勧められています。
破傷風ワクチンは3種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風・百日咳)に含まれているため、定期予防接種で12歳の時に接種していれば、20代前半までは免疫がありますが(約10年間の免疫持続)、最終接種から10年経過した方は、追加の予防接種を受けておいた方が良いでしょう。
定期接種をしていない方は3回接種が必要です。
日本脳炎
日本脳炎は、蚊が媒介して発生する病気です。
暑いダナンでは蚊に刺される可能性もあります。日本脳炎は日本でも発生して死亡者もでています。
可能であれば、日本脳炎の予防接種は受けておいた方が良いでしょう。
季節性インフルエンザ
季節性インフルエンザは、日本でも非常に多く発生している病気です。
毎年流行する型が変わるうえ、型も一つだけではなく複数発生する場合があるため、日本での予防接種を受けてる人は多いと思います。
ベトナムに行く場合、インフルエンザの流行る時期であれば、しっかり予防接種は受けておきたいですね。
狂犬病
日本は世界的に見て稀な狂犬病の清浄国ですが、世界的にみると狂犬病はまだまだ発生件数・死亡者数の多い病気です。
狂犬病は発症すると100%死亡します。
狂犬病は犬だけではなく、猫・コウモリ・サルなど、いろいろな動物が媒介し、噛まれなくても肌の荒れているとこを舐められたり、傷がついていなくても引っかかれて赤くなっていた場合は発症する可能性があります。
一番有効な手立てが予防接種です。
予防接種は4週間おきに3回接種が望ましく、2回以上の接種で3年間有効とされています。
万が一、予防接種を受けていない場合で狂犬病に掛かる恐れのある状況に陥った場合、暴露後処置として緊急ワクチンを接種します。その場合は、感染したと思われる当日、3日目、7日目、14日目の接種は必須で、そのご3ヵ月目6ヵ月目も必要となる場合もあります。
【ベトナム・ダナン】旅行の前に受けておくべき予防接種のまとめ
ベトナム・ダナンの旅行で病気になっては元も子もありません。
楽しい旅行にするために、事前に受けておくべき予防接種があれば受けておきましょう。
場合によっては3か月以上前から準備をしておかないとけない予防接種もあります。旅行の計画を立て始めたら、しっかり外務省のホームページを確認して、必要な予防接種を受けるようにしましょう。
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